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柔道整復師科
災害体験・救急救命講習会(2)

2022/11/01

前回の記事では長崎市中央消防署での「被災体験」の様子をご紹介しました。

→前回の記事はこちら

今回は後半グループの2班と4班が、本校柔道場で受けた救急救命講習の様子をご紹介します。

さて、「救急救命」とは何をすることでしょうか?

目の前で突然心肺停止した人が倒れていたら、あなたは何をしますか?

適切な方法を知っていれば、目の前の人の命を救うことができるかもしれません。

最初に全員へ心臓マッサージとAEDの使い方を練習するためのキットが配られました。

人間の胸の部分だけのモデルです。

頭の部分は蓋の裏。

紙でできたAEDのセット。面白い。

 

指導をお願いした長崎市中央消防署の講師の先生から、「倒れた人を発見したら、まずどうすればいいか」一連の流れを詳しく教えてもらいました。

最初は意識があるかどうかの確認。次に呼吸をしているかの確認です。

この胸のモデルの人は、どうやら呼吸も止まってしまっているようです。

周囲の人に手伝いをお願いして、救急車とAEDを手配してもらい、続いては心臓マッサージ。

「心臓マッサージ」医療用語では「胸骨圧迫」

「手は胸のどこに置きますか?」

「胸が何センチ沈むくらい押せばいいですか?」

ここ覚えておいてください!試験に出ますよ!

実は、柔道整復師国家試験の出題科目である「外科学概論」で勉強する内容でもあります。

実際にモデルの心臓を圧迫してみます。

メトロノームのリズムに合わせて押して!押して!押して!

1分間休まず続けての胸骨圧迫体験。

大変ですが、現場では1分交替で代わる代わる胸骨圧迫をしなければならないので、これでも最低限です。

残念ながら1分では心臓は動き出さなかったようです。

続いていよいよAED(自動体外式除細動器)を使います。

ここで問題です。

Q:本校のAEDはどこに設置されているでしょうか?

→答えはこの記事の最後でご紹介。

 

AEDは外からは見えない心臓の動きを判断してくれる機械ですが、そのためには正しい場所にきちんとパッドを当てることが大事です。

絵の通り置けば大丈夫。

カンタンですね。

AEDの音声ガイドに従って、電気ショックを与え、心臓の「細動」を除きます。

しかし、これで安心ではありません。

心臓が通常通り動くように再び胸骨圧迫!胸骨圧迫!この圧迫がとても大事。

救急車が到着する8分後まで頑張れ!

 

講習終了後には、講習修了証明カードをもらいました。

今日勉強した知識は、国家試験対策というだけではなく、誰かの命を助けることに役立つかもしれません。

少し医療従事者に近づきました。

 

それでは、問題の答え合わせです。

Q:本校のAEDはどこに設置されているでしょうか?

A:本館正面玄関に入って右でした。

今度通りかかったとき注意してみてください。

また、駅や施設など自分の身近なところにも設置されているかもしれません。どこにあるか探してみてはどうでしょうか?

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